管理栄養士のテキトー日記

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【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】の解説  内分泌疾患に関する記述である

今日は、人体の解説をしていきます❕

では、早速問題を見て行きましょう❕

 

 

内分泌疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)では、高ナトリウム血症がみられる。

(2)バセドウ病では、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値の上昇がみられる。

(3)原発甲状腺機能低下症でhあ、血清クレアチンキナーゼ(CK)値の上昇がみられる。

(4)クッシング症候群では、低血糖がみられる。

(5)原発性アルドステロン症では、高カリウム血症がみられる。

 

 

どこが間違っているか見て行きましょう❕

 

 

(1)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)では、高ナトリウム血症がみられる。

正しくは→低ナトリウム血症

解説

・低浸透圧血症下でもADHの分泌が抑制されず、水利尿不全を生ずる病態である。

低ナトリウム血症のうち、体内ナトリウム量に変動の無い、稀釈性の低ナトリウム血症に該当する。

 

小児慢性特定疾病情報センター

www.shouman.jp

 

 

(2)バセドウ病では、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値の上昇がみられる。

正しくは→低下

解説

バセドウ病の主な症状とはf:id:Ayamama:20211006131926p:plain

甲状腺腫    ・眼球突出

・頻脈      基礎代謝が高まることにより、食欲は亢進するが、体重は低下する

・手指振戦    ・糖代謝が高まり、肝グリコーゲン量の低下  

・腹痛、下痢   ・発汗過多、暑がり  

・血清コレステロール値、血清甲状腺刺激ホルモン低下

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(3)原発甲状腺機能低下症では、血清クレアチンキナーゼ(CK)値の上昇がみられる。

解説

原発甲状腺機能低下症とはf:id:Ayamama:20211006131926p:plain

甲状腺ホルモンの分泌低下によって全身の代謝に低下が起こり、体重増加、発汗の低下、皮膚の乾燥、高コレステロール血症、無気力、徐脈、低体温、低血圧、嗄声、便秘、寒がりなどの症状がみられる

 

 

(4)クッシング症候群では、低血糖がみられる。

正しくは→高血糖

解説

クッシング症候群の上昇とはf:id:Ayamama:20211006131926p:plain

・中心性肥満

骨粗鬆症

・内分泌性高血圧

・糖尿病

・筋力低下

 

 

(5)原発性アルドステロン症では、カリウム血症がみられる。

正しくは→カリウム血症

解説

原発性アルドステロン症とはf:id:Ayamama:20211006131926p:plain

・副腎皮質の腺腫やがん、過形成などにより、Na再吸収を促進し高血圧、K排泄を促進しカリウム血症、H排泄を促進し代謝性アルカローシスになる

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解答(3)

解説はここまでにしたいと思います。

分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔

今日は第34回の人体の解説をしました❕

 

では、次回の記事でお会いしましょう❕

以上、Ayamamaでした👋