第32回管理栄養士国家試験 高齢者の栄養管理に関する記述である(応用栄養学)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(応用栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
高齢者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクが高い。
(2)サルコペニアでは、筋委縮がみられる。
(3)フレイルティ(虚弱)の予防では、除脂肪体重を維持する。
(4)褥瘡の予防では、たんぱく質を制限する。
(5)誤嚥性肺炎の予防では、口腔ケアを実施する。
どこが間違っているか見て行きましょう❕
(1)ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクが高い。〇
解説
・骨、関節、筋肉などを体を支えたり動かしたりする運動器の機能が低下している
・要介護や寝たきりになる危険が高い状態
(2)サルコペニアでは、筋委縮がみられる。〇
(3)フレイルティ(虚弱)の予防では、除脂肪体重を維持する。〇
解説
フレイルティとは
・老齢化によって身体機能(予備能力)が低下するため、脆弱性が高くなり健康障害を招きやすい病態
・フレイルの予防には身体活動を活発にすることが大切
(4)褥瘡の予防では、たんぱく質を制限する。
正しくは→たんぱく質の摂取をすすめる
解説
褥瘡とは
・低栄養、神経麻痺、寝たきりなどのある場合、骨の突起部とベッドなどの外部支持面との間にある軟部組織(皮膚や皮下組織)に持続的な圧迫が加わる事におって生じる虚血性壊死
・たんぱく質の不足は褥瘡のリスク因子となる
(5)誤嚥性肺炎の予防では、口腔ケアを実施する。〇
解説
・高齢者は嚥下反射の低下により、飲み込む時にむせたり嚥下困難を起こす
・歯の欠落や顎関節症によって咀嚼機能が低下するため、咀嚼、嚥下機能低下に対して口腔衛生指導を行う
解答(4)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋