第32回管理栄養士国家試験 血液中のカルシウム濃度の変化とその応答に関する記述である(基礎栄養学)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(基礎栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
血液中のカルシウム濃度の変化とその応答に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)カルシウム濃度が低下すると、カルシトニンの分泌が高まる。
(2)カルシウム濃度が低下すると、活性化ビタミンDの産生が高まる。
(3)カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が抑制される。
(4)カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。
(5)カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収が促進される。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)カルシウム濃度が低下すると、カルシトニンの分泌が高まる。
正しくは→パラソルモン
解説
パラソルモン(副甲状腺ホルモン)とは
・骨からのカルシウム流出を促進
・血中カルシウム濃度を上昇(骨吸収を促進)
・尿中に排泄されるカルシウム量を減らす
カルシトニン(ペプチドホルモン)とは
・骨からのカルシウム流出を抑制
・血中カルシウム濃度を低下(骨形成を促進)
・尿中に排泄されるカルシウム量を増やす
(2)カルシウム濃度が低下すると、活性化ビタミンDの産生が高まる。〇
解説
カルシウム濃度が低下すると、パラソルモン(副甲状腺ホルモン)によって骨吸収と腎尿細管でのカルシウム再吸収の促進、活性型ビタミンDの産生が促進されます。
(3)カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が抑制される。
正しくは→パラソルモンによって腎臓におけるカルシウムの再吸収が促進
解説
(2)の解説と同様
(4)カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。
正しくは→低下
解説
(1)の解説と同様
(5)カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収が促進される。
正しくは→骨形成
解説
(1)の解説と同様
解答(2)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日の過去問はパラソルモン、カルシトニンの意味が分かっていたら解ける問題だったと思います❕
(1)の解説部分を覚えていたら良いと思います❕
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋