管理栄養士のテキトー日記

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第32回管理栄養士国家試験  思春期の女子に関する記述である(応用栄養学)

こんにちは。Ayamamaです。

このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。

今日も第32回管理栄養士国家試験(応用栄養学)について解説していきたいと思います。

では、早速問題を見ていきましょう。

 

 

 

思春期の女子に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は減少する。

(2)思春期前に比べ、皮下脂肪量は減少する。

(3)貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。

(4)急激な体重減少は、月経異常の原因となる。

(5)神経性やせ症(神経性食欲不振)の発症頻度は、男子と差はない。

 

 

どこが間違っているか見て行きましょう❕

 

 

(1)思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は減少する。

正しくは→増加

解説

・思春期は、急激な成長とともに男女それぞれの性ホルモンによって内外の生殖器官が成熟する

・卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)の分泌が増加する

・黄体形成ホルモンは排卵を促し、エストロゲンプロゲステロンの分泌を促進する

 

 

(2)思春期前に比べ、皮下脂肪量は減少する。

正しくは→増加

 

 

(3)貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。

正しくは→鉄欠乏性貧血

解説

・思春期は、急激な身体の発育により、循環血液量が増加する

鉄の供給が不足すると造血が追い付かず潜在性の鉄欠乏性貧血を起こす場合がある

・月経の始まった女性や激しい運動を行っている男性には注意が必要

 

 

(4)急激な体重減少は、月経異常の原因となる。

解説

・減食によってエネルギーが急激に減少すると、生命維持に必要な機能へのエネルギー利用が優先される

・必ずしも生命維持に関係の少ない生食機能は低下傾向を示す場合がある

・過食によっても摂食中枢の乱れを原因とした無月経を起こす場合がある

 

 

(5)神経性やせ症(神経性食欲不振)の発症頻度は、男子と差はない。

正しくは→女子の方が多い

解説

摂食障害とはf:id:Ayamama:20211006131926p:plain

思春期の女子に多く発症する代表的な疾患

摂食障害は神経性食欲不振症(拒食症)、神経性過食症に分けられる

・神経性食欲不振症は、貧血、低体重、低血圧、無月経、便秘、徐脈などの症状を伴う

 

 

 

解答(4)

解説はここまでにしたいと思います。

分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔

 

では、次回の記事でお会いしましょう❕

以上、Ayamamaでした👋