【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】の解説 内分泌疾患の主な症候に関する記述である
今日は、人体の解説をしていきます❕
では、早速問題を見て行きましょう❕
内分泌疾患の主な症候に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)クッシング症候群では、テタニーがみられる。
(2)甲状腺機能亢進症では、低体温がみられる。
(3)褐色細胞腫では、低血糖がみられる。
(4)アジソン病では、血中コルチゾールの低下がみられる。
(5)尿崩症では、高張尿がみられる。
どこが間違っているか見て行きましょう❕
(1)クッシング症候群では、テタニーがみられる。
正しくは→中心性肥満など
解説
クッシング症候群の上昇とは
・中心性肥満
・骨粗鬆症
・内分泌性高血圧
・糖尿病
・筋力低下
👇一緒に解きたい問題👇
(2)甲状腺機能亢進症では、低体温がみられる。
正しくは→体温の上昇
解説
甲状腺機能亢進症の主な症状とは
・甲状腺腫 ・眼球突出
・頻脈 ・基礎代謝が高まることにより、食欲は亢進するが、体重は低下する
・手指振戦 ・糖代謝が高まり、肝グリコーゲン量の低下
・腹痛、下痢 ・発汗過多、暑がり
(3)褐色細胞腫では、低血糖がみられる。
正しくは→高血糖
解説
褐色細胞腫の主な症状とは
・カテコラミンの昇圧作用により多くの症例が高血圧を呈します。発作性高血圧を呈する場合は、よりこの病気への特異性が高まります。その他、頭痛、動悸、発汗過多、体重減少、便秘、蒼白症状なども呈し、これらの症状が揃っているときは、強くこの病気を疑います。また、耐糖能異常を呈することもあり、この病気の治癒と同時に糖尿病も治癒する症例があります。
(4)アジソン病では、血中コルチゾールの低下がみられる。〇
解説
・コルチゾールの分泌が低下するとアジソン病を発症
・コルチゾールの分泌が過剰になるとクッシング症候群を発症
(5)尿崩症では、高張尿がみられる。
正しくは→低張尿
解説
尿崩症とは
・抗利尿ホルモンの分泌低下または作用障害により、体内への水分の再吸収が低下し、多尿を呈する疾患
・口渇、多飲、多尿が主な症状
解答(4)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日は第35回の人体の解説をしました❕
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋