第32回管理栄養士国家試験 免疫・アレルギー疾患に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
免疫・アレルギー疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)全身性エリテマトーデス(SLE)は、男性に多い。
(2)強皮症では、食道の蠕動運動は低下する。
(3)バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)に対する抗体により発症する。
(4)シェーグレン症候群でhあ、唾液の分泌が増加する。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)全身性エリテマトーデス(SLE)は、男性に多い。
正しくは→女性
解説
全身性エリテマトーデス:20~30歳代の女性に多く、蝶形紅斑や日光過敏症などの皮膚粘膜症状のほか、腎臓ではループス腎炎が見られる。
(2)強皮症では、食道の蠕動運動は低下する。〇
解説
強皮症:全身の皮膚に硬化をきたし、食道壁に硬化による嚥下障害や食堂蠕動の低下を起こす
+α 強皮症に関する問題は第32回以外にも出題されています❕
・強皮症では、嚥下障害がみられる。「第29回管理栄養士国家試験」
(3)バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)に対する抗体により発症する。
正しくは→甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHレセプター)
解説
バセドウ病は、甲状腺の機能が亢進しているため甲状腺ホルモンは上昇しますが、フィードバッグにより甲状腺刺激ホルモン(TSH)は低下します。
(4)シェーグレン症候群では、唾液の分泌が増加する。
正しくは→減少
解説
シェーグレン症候群:涙腺の涙分泌や唾液腺の唾液分泌を障害する疾患であり、40~60歳の中年女性に多い
解説
エイズ:HIV(ヒト免疫不全ウイルス)による感染症。HIVがTリンパ球や神経細胞などに侵入し、細胞性免疫を低下させる事によって引き起こされる症候群で、細胞性免疫不全状態が主な病態
エイズの症状とは
・日和見感染が起こる ・悪性腫瘍が出来る ・脳に障害は起こる
解答(2)(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
免疫・アレルギー疾患に関する問題は1番最新の第34回の国家試験にも出題されていたので確認してみて下さい❕
例えば
・強皮症では、胃食道逆流症がみられる。「第34回管理栄養士国家試験」 など
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕