こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(応用栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
(2)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
(4)母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。
(5)母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
正しくは→成熟乳に多い
解説
初乳とは
・分娩後3~5日に分泌される乳汁
・たんぱく質、鉄、ラクトフェリン、免疫グロブリン(IgA)、リゾチームが多く含まれている
成熟乳とは
・分娩後10日以内以上経過すると白色、不透明の母乳
・エネルギー、脂肪、乳糖が多く含まれている
(2)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
正しくは→初乳に多い
解説
(1)の解説と同様
(3)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
正しくは→促進
解説
・新生児の吸啜刺激は、下垂体前葉からプロラクチン、下垂体後葉からオキシトシンの放出を促進する
(4)母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。〇
(5)母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。
正しくは→移行する
解説
・飲酒量の約2.0%のアルコールは母乳から乳児へ移行すると言われている
・長期にわたって多量に飲酒する習慣はプロラクチンの分泌を低下させ母乳分泌量を減少させるおそれがある
解答(4)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
母乳に関する記述は他の過去問でも出題されていたので確認してみて下さい❕
例えば
・吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を増加させる。「第31回管理栄養士国家試験」 など
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋
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