第32回管理栄養士国家試験 幼児期の栄養に関する記述である(応用栄養学)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(応用栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
幼児期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、成人より低い。
(2)推定エネルギー必要量は、成長に伴うエネルギー蓄積量を含む。
(3)間食は、幼児の好きなだけ摂取させてもよい。
(4)咀しゃく機能は、1歳頃に完成される。
(5)クワシオルコル(kwashiorkor)では、エネルギー摂取量が不足している。
どこが間違っているか見て行きましょう❕
(1)基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、成人より低い。
正しくは→高い
解説
基礎代謝量とは
・生命維持のために必要な最小のエネルギー消費量
・基礎代謝量は、早朝空腹時に安静仰臥位、覚醒状態において、快適な室温(20~25℃)で測定される
・男女ともに1~2歳が最大であり、以降は年齢とともに減少する
(2)推定エネルギー必要量は、成長に伴うエネルギー蓄積量を含む。〇
(3)間食は、幼児の好きなだけ摂取させてもよい。
正しくは→量を決める
解説
・間食は、食事で補いきれない栄養素を満たすために必要
・発育、発達状況や生活状況等に応じて1日の総エネルギー摂取量の10~20%程度の量を目安とする
(4)咀しゃく機能は、1歳頃に完成される。
正しくは→3歳頃
(5)クワシオルコル(kwashiorkor)では、エネルギー摂取量が不足している。
正しくは→たんぱく質摂取量
解説
クワシオルコルとは
・エネルギーに対してたんぱく質が不足している状態
・全身の浮腫が主な症状
マラスムスとは
・エネルギーとたんぱく質が不足している状態
・皮下脂肪の喪失、筋委縮が主な症状
解答(2)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
幼児期の栄養に関する問題は他の過去問でも出題されていたので確認してみて下さい❕
例えば
・1~2歳児の基礎代謝基準値は、3~5歳児より高い。「第27回管理栄養士国家試験」 など
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋