こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(基礎栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
食物繊維と難消化性糖質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)不溶性食物繊維は、血圧を上昇させる。
(2)水溶性食物繊維は、大腸内pHを上昇される。
(3)難消化性糖質は、インスリンの分泌を促進させる。
(4)難消化性糖質の過剰摂取は、便秘を引き起こす。
(5)有用菌増殖効果のあるオリゴ糖は、プレバイオティクスである。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)不溶性食物繊維は、血圧を上昇させる。
正しくは→上昇させる作用はなし
解説
不溶性食物繊維とは
・植物の細胞壁の構造物質が中心で、水に溶けず水分を吸収し膨らむ
・セルロース、ヘミセルロース、ペクチン、リグニン、キチン、寒天が不溶性食物繊維
(2)水溶性食物繊維は、大腸内pHを上昇させる。
正しくは→低下
解説
水溶性食物繊維とは
・植物の細胞内にある貯蓄物質や分泌物で、水に溶け食品の水分を抱き込んでゲル化する性質がある
・血中コレステロール値を低下させ、糖質やコレステロールの吸収を抑制する
・ペクチン質、グアーガム、コンニャクマンナン、アルギン酸、カラギーナン、などが水溶性食物繊維
(3)難消化性糖質は、インスリンの分泌を促進させる。
正しくは→抑制
解説
難消化性糖質とは
・糖アルコールやオリゴ糖等の人の消化酵素では分解する事が出来ない多糖類
・消化されないまま大腸まで移動する
・食後の血糖値の上昇抑制、インスリン分泌を抑制する
(4)難消化性糖質の過剰摂取は、便秘を引き起こす。
正しくは→下痢
(5)有用菌増殖効果のあるオリゴ糖は、プレバイオティクスである。〇
解答(3)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
食物繊維と難消化性糖質に関する問題は他の過去問にも出題されていたので確認してみて下さい❕
例えば
・不溶性食物繊維には、便量を増加させる作用がある。
・水溶性食物繊維には、血清コレステロールの低下作用がる。
・大腸での発酵により生成された短鎖脂肪酸は、エネルギー源になる。
・大腸での発酵により生成された短鎖脂肪酸は、ミネラル吸収を促進する。
など「第30回管理栄養士国家試験」
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋