【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】の解説 アミノ酸・たんぱく質・糖質の代謝に関する記述である
今日は人体の解説をしていきたいと思います❕
では、早速問題を見ていきましょう❕
アミノ酸・たんぱく質・糖質の代謝に関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)アスパラギン酸は、アミノ基転移反応によりピルビン酸になる。
(2)ロイシンは、糖原性アミノ酸である。
(3)ペントースリン酸回路は、ミトコンドリアに存在する。
(4)グルコース6ホスファターゼは、筋肉に存在する。
(5)グリコーゲンは、加リン酸分解されるとグルコース1リン酸を生じる。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)アスパラギン酸は、アミノ基転移反応によりピルビン酸になる。
正しくは→オキサロ酢酸
(2)ロイシンは、糖原性アミノ酸である。
正しくは→ケト原性アミノ酸
解説
糖原性アミノ酸とは
体たんぱく質を構成するアミノ酸が脱アミノされ、残った炭素骨格からグルコールを生成する事の出来るアミノ酸
ケト原性アミノ酸とは
体たんぱく質を構成するアミノ酸が脱アミノされ、残った炭素骨格からケトン体が生成されるアミノ酸
👇こちらの記事でも糖原性アミノ酸、ケト原性アミノ酸の問題が出題されているのでチェックしてみて下さい👇
(3)ペントースリン酸回路は、ミトコンドリアに存在する。
正しくは→細胞質ゾル
解説
・解糖の側路で、細胞質ゾルに存在する回路の1つ
・脂肪酸やステロイドの合成などに必要なNADPHと、核酸の原料となるリボース5-リン酸を生成する
👇こちらの記事でもペントースリン酸回路の問題が出題されえいたのでチェックしてみて下さい👇
(4)グルコース6ホスファターゼは、筋肉に存在する。
正しくは→肝臓、腎臓
(5)グリコーゲンは、加リン酸分解されるとグルコース1リン酸を生じる。〇
解説
グリコーゲンとは
・グリコーゲンホスホリラーゼによって、グリコーゲンを加リン酸分解してグルコース1-リン酸にする
・生成されたルコース1-リン酸は別の酵素によってグルコース6-リン酸となる
・グルコース6-リン酸を肝臓と腎臓、腸のみに存在するグルコース6-ホスファターゼが加水分解してグルコースとリン酸にする
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日は第34回の人体の解説をしました❕
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋
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