第32回管理栄養士国家試験 カンピロバクターとそれによる食中毒に関する記述である(食べ物と健康)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(食べ物と健康)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
カンピロバクターとそれによる食中毒に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)潜伏期間は、サルモネラ菌よりも短い。
(2)大気中で増殖する。
(3)耐熱性エンテロトキシンを産生する。
(4)芽胞を形成する。
(5)人畜共通感染症の原因菌である。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)潜伏期間は、サルモネラ菌よりも短い。
正しくは→長い
解説
カンピロバクターの潜伏期間は、2~7日です。
サルモネラ菌の潜伏期間は、平均12時間です。
(2)大気中で増殖する。
正しくは→人や動物の腸管内
(3)耐熱性エンテロトキシンを産生する。
正しくは→産生しない
解説
耐熱性エンテロトキシンを産生するのは黄色ブドウ球菌です。
(4)芽胞を形成する。
正しくは→形成しない
(5)人畜共通感染症の原因菌である。〇
解説
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日はカンピロバクターのについてまとめておきます❕
・微好気性菌 ・21%の酸素濃度では、増殖しない
・中温微生物 ・易熱性
・乾燥、酸に弱い ・潜伏期間は2~7日
・急性胃腸炎などの症状が起こる
・ギラン・バレー症候群の30%~40%に先行感染症としてカンピロバクター感染がある
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕