管理栄養士のテキトー日記

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第32回管理栄養士国家試験  糖質・脂質代謝に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)

こんにちは。Ayamamaです。

このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。

今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。

では、早速問題を見ていきましょう。

 

 

問題

糖質・脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)腎臓は、糖新生を行わない。

(2)筋肉は、糖新生を行う。

(3)インスリンは、肝細胞のグルコース輸送体(GLUT2)に作用する。

(4)ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制される。

(5)過剰なアルコール摂取により、血清トリグリセリド値は低下する。

 

 

どこが間違っているか見ていきましょう❕

 

(1)腎臓は、糖新生行わない

正しくは→行う

解説

糖新生グルコースが不足して時、肝臓と腎臓においてグリセロール、アミノ酸、乳酸など、糖質以外の物質からグルコースが作られる代謝の事

 

(2)筋肉は、糖新生行う

正しくは→行わない

解説

上記の解説と同様

 

(3)インスリンは、肝細胞のグルコース輸送体(GLUT2)に作用する。

正しくは→グルコース輸送体(GLUT4)

解説

GLUT4:インスリン反応性組織(脂肪、骨格筋)に認められ、インスリン反応性糖輸送蛋白として知られている

GLUT2:主として肝臓に依存し、両方向性の糖輸送に関わる

 

(4)ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制される。

解説

ホルモン感受性リパーゼ:脂肪組織に存在する中性脂肪を分解する酵素であり、空腹時に活性化される

 

(5)過剰なアルコール摂取により、血清トリグリセリド値は低下する。

正しくは→上昇

解説

常習飲酒者にみられる高トリグリセリド血症は飲酒時の脂肪摂取過多のほかに、この後者の原因が絡んだ血清トリグリセリドの増加が原因です。トリグリセリドは、肝臓における合成の増加を反映して、アルコール摂取量に比例して増加します。

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

 

解答(4)

解説はここまでにしたいと思います。

分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔

今日の問題に出題された言葉だけを覚えるのではなく、働きが似ている言葉もあるので一緒に覚えておくと良いと思います。

例えばf:id:Ayamama:20210219133120j:plain

・ホルモン感受性リパーゼ:空腹時に活性化される

リポタンパク質リパーゼ:満腹時に活性化される  など

 

では、次回の記事でお会いしましょう👋

以上、Ayamamaでした❕