こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ミカエリス定数(Km)が小さいほど、酵素と基質の親水性が低い。
(3)化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
(4)酵素の反応は、至適pHで最小となる。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)ミカエリス定数(Km)が小さいほど、酵素と基質の親水性が低い。
正しくは→高い
解説
酵素と基質の親和性が高いと、ミカエリス定数(Km)は小さくなる
正しくは→もたない
解説
(3)化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって低下する。〇
解説
化学反応によって基質が生成物に変化するためには越えなければならないエネルギーの壁(活性化エネルギー)があり、酵素がこの壁を低くする事で化学反応が進みやすくなります。
(4)酵素の反応は、至適pHで最小となる。
正しくは→最大
解説
酵素の反応速度は、温度やpHの変化によって速くなったり遅くなったりします。酵素によって最も反応速度が速くなる温度、pHを至適温度、至適pHといいます。
正しくは→遅い
解説
解答(3)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
酵素に関する問題は似たような出題のされ方をよく見るので第32回だけでなく他の過去問も解いてみて、覚えておいた方が良いと思います。
例えば(第32回以外の過去問)
・乳酸脱水素酵素は、アイソザイムがある「第30回管理栄養士国家試験」
・アロステリック酵素の反応曲線は、S字状(シグモイド)である「第31回管理栄養士国家試験」 など
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamでした❕