第32回管理栄養士国家試験 個体の恒常性に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
個体の恒常性に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)細胞外液のpHは、7.0に維持されている。
(2)体液の浸透圧は、9%の食塩水の浸透圧に等しい。
(3)体温は、1日のうちで早朝に最も高い。
(4)メラトニンは、概日リズム(サーカディアンリズム)に関係する。
(5)消化管の運動は、交換神経の興奮で亢進する。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)細胞外液のpHは、7.0に維持されている。
正しくは→7.4前後
解説
細胞外液:細胞外に存在する体液の総称。血漿と組織間液により構成されており、身体の水分量の約3分の1を占め、ナトリウム(Na⁺)が多い
(2)体液の浸透圧は、9%の食塩水の浸透圧に等しい。
正しくは→0.9%
(3)体温は、1日のうちで早朝に最も高い。
正しくは→低い
解説
体温は早朝が1番低く、夕方に最も高くなります。
(4)メラトニンは、概日リズム(サーカディアンリズム)に関係する。〇
解説
メラトニン:日内リズムを支配する(日中は減り、夜に増える)
(5)消化管の運動は、交換神経の興奮で亢進する。
正しくは→減弱
解説
解答(4)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
交感神経、副交感神経がそれぞれ興奮すると何が促進され、何が抑制されるかなどは覚えておいた方が良いと思います。また、交感神経、副交感神経がどこにあるかも覚えておいたら役立つと思います❕
例えば
・交感神経の中枢は、脊髄の胸髄と腰髄にある
・副交感神経の中枢は、脳幹(間脳、中脳、橋、延髄)にある など
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕