第32回管理栄養士国家試験 わが国の保健統計に関する記述である(社会・環境と健康)

こんにちは。Ayamamaです。

このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。

今日も第32回管理栄養士国家試験(社会・環境と健康)について解説していきたいと思います。

では、早速問題を見ていきましょう。

 

問題

わが国の保健統計に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)平均寿命と健康寿命の差は、女性より男性の方が大きい。

(2)平均寿命が延伸した理由に、乳児死亡率の低下がある。

(3)特定死因を除去した場合の平均寿命の延びが大きい死因は、心疾患である。

(4)老年人口割合の増加にも関わらず、老年人口指数は低下している。

(5)周産期死亡においては、死産数よりも早期新生児死亡数の方が多い。

 

 

どこが間違っているか見ていきましょう❕

 

(1)平均寿命と健康寿命の差は、女性より男性の方が大きい

正しくは→小さい

解説

平均寿命:0歳児の平均余命の事であり健康そのものを判定する指標

健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

平均寿命と健康寿命の差:日常生活に制限のある不健康な期間

 

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www8.cao.go.jp

※このデータは2018年時点での情報なので試験前には最新の情報が出ていないか確認して下さい。

図を読み取ると⤵

男性:平均寿命80.98  健康寿命72.14  差8.84

女性:平均寿命87.14  健康寿命74.79  差12.35

このデータを踏まえると女性の方が差は大きい事が分かります。

 

(2)平均寿命が延伸した理由に、乳児死亡率の低下がある。

解説

平均寿命が延びた理由は、乳児死亡、青年期の結核死、中高年の脳血管疾患死亡の減少が挙げられます。

 

(3)特定死因を除去した場合の平均寿命の延びが大きい死因は、心疾患である。

正しくは→悪性新生物

解説

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厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life16/dl/life16-11.pdf

  

図を読み取ると⤵

悪性新生物(平成28年):男性3.71 女性2.91

心疾患(平成28年):男性1.42 女性1.33

脳血管疾患(平成28年):男性0.76 女性0.73

この事から、平均余命の延びが大きいのは悪性新生物と分かります。

 

(4)老年人口割合の増加にも関わらず、老年人口指数は低下している。

正しくは→上昇

解説

老年人口の割合は全ての都道府県で上昇し、生産年齢人口が低下しています。

老年人口指数=老年人口÷生産年齢人口×100で計算できます。

(↑この値が14%を超えると高齢社会と言われます)

 

(5)周産期死亡においては、死産数よりも早期新生児死亡数の方が多い

正しくは→少ない

解説

死産:妊娠12週以後の死児の出産

乳児死亡:生後1年未満の死亡

新生児死亡:生後4週(28日)未満の死亡

早期新生児死亡:生後1週(7日)未満の死亡

 

解答(2)

解説はここまでにしたいと思います。

分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔

今日の問題は少し難しかったかもしれません。文章だけでは理解出来ない場合は図を見ながら解いてみると分かりやすいかもしれません❕

 

では、次回の記事でお会いしましょう👋

以上、Ayamamaでした❕