第32回管理栄養士国家試験 加齢・疾患に伴う変化に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
加齢・疾患に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(2)プログラム化された細胞死を、ネクローシスという。
(3)加齢に伴い、細胞内水分量は増加する。
(4)加齢に伴う臓器の萎縮を、廃用性委縮という。
(5)脳血管疾患は、認知症の原因となる。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
正しくは→短くなる
解説
テロメア:染色体の末端の構造であり、DNA複製の際、テロメアは複製されないため細胞分裂のたびに短くなる。
(2)プログラム化された細胞死を、ネクローシスという。
正しくは→アポトーシス
解説
アポトーシス:細胞の寿命があらかじめプログラムされているような細胞死
ネクローシス:体内の組織の中にある細胞に強い病的な刺激が加わり、組織や細胞が死滅した状態
(3)加齢に伴い、細胞内水分量は増加する。
正しくは→減少
解説
細胞内液は加齢とともに減少します。
(4)加齢に伴う臓器の萎縮を、廃用性委縮という。
正しくは→生理的萎縮
解説
生理的萎縮:生物として宿命づけられている、誰にでも起こる萎縮
例えば
・加齢による諸臓器の萎縮
・思春期以降の胸腺の萎縮 など
廃用性委縮:ある組織を使わない状態が続くことによって起こる萎縮
例えば
・骨折した時や寝たきりによる骨格筋の萎縮 など
(5)脳血管疾患は、認知症の原因となる。〇
解説
脳梗塞や脳出血を起こした時、急激に認知症が発症しますが、小さな脳血管障害を頻回に繰り返して徐々に認知症が進む人もいます。
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日の問題は比較的解きやすかったかなと思いますが、解けなかった問題は確実に覚えて同じ間違いをしないようにしましょう❕
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕