管理栄養士のテキトー日記

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第32回管理栄養士国家試験  血液系に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)

こんにちは。Ayamamaです。

このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。

今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。

では、早速問題を見ていきましょう。

 

 

問題

血液系に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)赤血球の寿命は、約21日である。

(2)赤芽球の分裂・増殖は、エリスロポエチンにより抑制される。

(3)血小板は、核をもつ。

(4)単球が血管外へ遊走すると、マクロファージになる。

(5)肥満細胞は、異物を貪食する。

 

 

どこが間違っているか見ていきましょう❕

 

(1)赤血球の寿命は、約21日である。

正しくは→約120日

解説

赤血球とはf:id:Ayamama:20210219133120j:plain

・直径約8μm

・人の赤血球は核やミトコンドリアを持たない

・重量の3分の1を占める血色素(ヘモグロビン)によって酸素や二酸化炭素を運搬する

平均寿命は約120日、古くなると脾臓や肝臓などに捕捉されて分解される

 

(2)赤芽球の分裂・増殖は、エリスロポエチンにより抑制される。

正しくは→促進

解説

赤芽球とはf:id:Ayamama:20210219133120j:plain

・骨髄中にある赤血球の若い細胞

・未熟な前赤芽球から好塩基性赤芽球、多染性赤 芽球、正染性赤芽球の順で成熟する

・脱核して末梢血に網赤血球として出てき、24 時間で成熟赤血球になる

 

(3)血小板は、核をもつ

正しくは→もたない

解説

血小板とはf:id:Ayamama:20210219133120j:plain

・血液を凝固させる  ・平均寿命は3~7日  ・無核

 

(4)単球が血管外へ遊走すると、マクロファージになる。

解説

単球とはf:id:Ayamama:20210219133120j:plain

・血中から組織へ移行し、マクロファージとなる

・抗体産生に関与する

・貪食能をもつ

 

(5)肥満細胞は、異物を貪食する。

正しくは→単球や好中球

解説

肥満細胞:免疫系を構成する細胞の仲間で、正常であれば、多くの身体組織に存在し、特に皮膚、肺、腸の粘膜に多くみられます。肥満細胞は、アレルギー反応や胃酸の分泌に関与する物質であるヒスタミンを産生します。

www.msdmanuals.com

 

 

解答(4)

解説はここまでにしたいと思います。

分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔

今日は、血液成分についてまとめておきます❕

白血球

・侵入した異物を攻撃し、核をもつ

好中球

・異物や最近を取り込む食作用があり、白血球の中で最も多い

好酸球

・アレルギー反応を調節し、寄生虫えお排除する

リンパ球

・免疫の主役となり、Tリンパ球とBリンパ球に分けられる

好塩基球

・表面にIgE抗体が結合する事によってI型アレルギー反応が発生する

血漿

・浸透圧の調節をする

・栄養素、代謝産物、ホルモンなどの運搬をする

・熱を放出し、体温の調節をする

 

では、次回の記事でお会いしましょう👋

以上、Ayamamaでした❕