第32回管理栄養士国家試験 症候に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
症候に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ショック状態では、血圧が上昇している。
(2)低血圧になると、交感神経が刺激される。
(3)チアノーゼは、貧血で出現しやすい。
(4)体重は、バイタルサイン(生命徴候)に含まれる。
(5)浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により出現する。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)ショック状態では、血圧が上昇している。
正しくは→低下
解説
ショック状態では、血液量が減少し血圧は低下します。
(2)低血糖になると、交感神経が刺激される。〇
(3)チアノーゼは、貧血で出現しやすい。
正しくは→しにくい
解説
チアノーゼ:唇などが青黒くなる、うっ血の症状の1つ
(4)体重は、バイタルサイン(生命徴候)に含まれる。
正しくは→含まれない
解答
バイタルサイン:脈拍、呼吸、血圧、体温、意識レベル
(5)浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により出現する。
正しくは→低下
解説
血液中のタンパク質が不足すると水分を血管内に引き留めておく力が低下(血漿膠質浸透圧の低下)し、血管外に水分が移動し浮腫となります。
解答(2)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日の症候に関する問題はよく出題されているイメージがあるので第32回以外の過去問も解いてみると良いと思います❕
例えば
・起座呼吸(起坐呼吸)は、呼吸を楽にするために座位をとる状態である。「第31回管理栄養士子化試験」
・腹水は、右心不全により出現する。「第34回管理栄養士国家試験」 など
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕