第32回 経腸栄養法に関する記述である
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(臨床栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)半消化態栄養剤は、脂質を含まない。
(2)成分栄養剤の窒素源は、たんぱく質である。
(3)判固形タイプの栄養剤は、胃瘻に使用できない。
(4)下部消化管完全閉塞時には、禁忌である。
(5)下痢が生じた場合は、投与速度を速める。
どこが間違っているか見て行きましょう❕
(1)半消化態栄養剤は、脂質を含まない。
正しくは→含む
解説
・半消化態栄養剤の脂質含有量は、比較的多く約30%含まれている
・消化態栄養剤の脂質含有量は、少なく約10%含まれている
・成分栄養剤の脂質含有量は、比較的少なく約1~2%含まれている
(2)成分栄養剤の窒素源は、たんぱく質である。
正しくは→アミノ酸
解説
・消化態栄養剤の窒素源は、オリゴペプチドとアミノ酸
(3)判固形タイプの栄養剤は、胃瘻に使用できない。
正しくは→できる
(4)下部消化管完全閉塞時には、禁忌である。〇
(5)下痢が生じた場合は、投与速度を速める。
正しくは→遅くする
解説
・投与速度が速いと下痢の原因になる
解答(4)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋
【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】の解説 赤血球に関する記述である
今日は、人体の解説をしていきます❕
では、早速問題を見て行きましょう❕
赤血球に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)赤血球は、中央が膨らんだ円盤状の構造をもつ。
(2)ABO血液型がO型の場合、赤血球の表面いはA抗原とB抗原が発現している。
(3)赤血球の寿命は、約1ヶ月である。
(4)網赤血球は、寿命を終えた赤血球である。
(5)低酸素環境下で、赤血球数は増加する。
どこが間違っているか見て行きましょう❕
(1)赤血球は、中央が膨らんだ円盤状の構造をもつ。
正しくは→くぼんだ円盤状
(2)ABO血液型がO型の場合、赤血球の表面にはA抗原とB抗原が発現している。
正しくは→AB型
解説
ABO血液型では、赤血球(抗原)の検査と血清(抗体)の検査を行って、血液型をA型、B型、O型、AB型の4種類に分類します。赤血球上にA型はA抗原、B型はB抗原、AB型はA抗原とB抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。
(3)赤血球の寿命は、約1ヶ月である。
正しくは→約120日
解説
・平均寿命は約120日、古くなると膵臓や肝臓などに捕捉されて分解される
(4)網赤血球は、寿命を終えた赤血球である。
正しくは→成熟手前の赤血球
(5)低酸素環境下で、赤血球数は増加する。〇
解説
赤血球は通常、全身に酸素を運ぶ役割をしています。そのため、低酸素状態であったり赤血球が不足したりすると、血球の産生を刺激するタンパク質(エリスロポエチン)が増加し、骨髄で多くの赤血球が作られるようになります。
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日は第35回の人体の解説をしました❕
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋