第32回管理栄養士国家試験 運動器系の構造と機能に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
運動器系の構造と機能に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)橈骨は、前腕の骨である。
(2)骨膜は、骨折時の骨再生に関与している。
(3)靭骨は、骨と骨を連結する。
(4)可動関節は、関節包で覆われている。
(5)骨格筋は、平滑筋である。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)橈骨は、前腕の骨である。〇
(2)骨膜は、骨折時の骨再生に関与している。〇
解説
骨膜:骨の表面を覆う白色の結合組織の膜であり、中に神経・血管が走り骨の成長・保護・栄養・骨折時の再生に関与している
(3)靭骨は、骨と骨を連結する。〇
(4)可動関節は、関節包で覆われている。〇
(5)骨格筋は、平滑筋である。
正しくは→横紋筋
解説
筋肉には骨格筋、心筋、平滑筋の3種類があります。
骨格筋(横紋筋)とは
・太いフィラメント(ミオシン)、細いフィラメント(アクチン)が規則的に並んでいて縞模様に見える
・アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間に滑り込む事によって筋収縮が起こる
・運動神経の支配され、自分の意思で動かす事が出来る
平滑筋とは
・筋原線維はあるが、ミオシンとアクチンがバラバラに散在するため横紋がない
・内臓、血管の筋肉を支配している
・疲労しにくい
・自律神経の支配を受けている
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
(5)の問題は、第34回の国家試験にも出題されていました❕他の過去問も確認してみて下さい。
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕
第32回管理栄養士国家試験 神経系疾患に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
神経系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏で起こる。
(2)アルツハイマー病では、脳萎縮がみられる。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏で起こる。
正しくは→ビタミンB1
解説
ビタミンB12欠乏:悪性貧血、巨赤芽球性貧血
(2)アルツハイマー病では、脳萎縮がみられる。〇
解説
アルツハイマー病:脳が著しく萎縮していて、海馬、けつ前部、頭頂葉で異常が見られる疾患で、原因は不明です。
正しくは→保たれない
解説
アルツハイマー病は、見当識障害が見られ、いつとなく記憶障害は始まり進行すると失語、失行、失認、夜間の徘徊、失禁などが起こるようになります。
正しくは→みられない
解説
パーキンソン病:中脳にある黒質と呼ばれる部分の働きが何らかの原因で悪くなると脳内のドーパミンが欠乏し体の運動を円滑に行う事が出来なくなり、錐体外路症状をきたす進行性の疾患
解説
上記の解説と同様
解答(2)(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
神経系疾患に関する問題は第34回管理栄養士国家試験にも出題されていたので確認してみて下さい❕
例えば
・脳血管性認知症では、感情失禁がみられる。 など
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕