第32回管理栄養士国家試験 ビタミンの構造と機能に関する記述である(基礎栄養学)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(基礎栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
ビタミンの構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)β―カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。
(2)活性型ビタミンDは、細胞膜上の受容体と結合する。
(3)ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。
(5)酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより還元型になる。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)β―カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。
正しくは→ビタミンA
解説
ロドプシンとは
・光の網膜照射によって分解される
・暗い部屋に入ると、最初は何も見えないが、やがて見えるようになる現象(暗順応)に関わっている
(2)活性型ビタミンDは、細胞膜上の受容体と結合する。
正しくは→細胞内
解説
細胞膜受容体とは
・ペプチドホルモンやカテコールアミンなどの水溶性の伝達物質は、そのままでは細胞膜を通過する事が出来ないため、細胞膜上の受容体に結合する
細胞内受容体とは
・ステロイドホルモンなどの疎水性の伝達物質は、細胞膜をそのまま通過する
(3)ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。〇
解説
ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り細胞の健康維持を助ける栄養素です。
正しくは→コバルト
解説
コバルトとは
・ビタミンB12の構成成分
・赤血球、血色素の生成に関与する
・神経の機能正常に保つ
レバー、肉類に多く含まれています。
(5)酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより還元型になる。
正しくは→グルタチオンやシステイン
解答(3)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日の(4)の問題のように構成成分を問う、問題はよく出ているイメージがあるので覚えておいた方良いと思います❕
例えば
・銅は、セルロプラスミン、スーパーオキシドジスムターゼの構成成分
・セレンは、グルタチオンペルオキシダーゼの構成成分
・ヨウ素は、チロキシンの構成成分 など
では、次回の記事でお会いしましょう❕
以上、Ayamamaでした👋