第32回管理栄養士国家試験 たんぱく質の栄養に関する記述である(基礎栄養学)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(基礎栄養学)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(2)アミノ酸価は、食品たんぱく質中の理想的な可欠(非必須)アミノ酸量を示す。
(3)制限アミノ酸が複数ある食品に、第一制限アミノ酸のみを加えると、栄養価が低下することがある。
(4)たんぱく質効率比(protein effciency ratio)は、窒素出納を基にして算出される。
(5)餓死状態では、窒素出納は正になる。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
正しくは→必須アミノ酸
(2)アミノ酸価は、食品たんぱく質中の理想的な可欠(非必須)アミノ酸量を示す。
正しくは→不可欠(必須)アミノ酸量
解説
アミノ酸価とは
食品中たんぱく質の栄養価を表す指標の1つであり、食品に含まれるたんぱく質の必須アミノ酸含量を一定の基準値と比較し、最も少ないアミノ酸(第一制限アミノ酸)を評価とする方法
(3)制限アミノ酸が複数ある食品に、第一制限アミノ酸のみを加えると、栄養価が低下することがある。〇
(4)たんぱく質効率比(protein effciency ratio)は、窒素出納を基にして算出される。
正しくは→摂取したたんぱく質1g当たりの体重増加量
解説
たんぱく質効率比とは、摂取したたんぱく質1gあたり何g体重が増加したかを示す値の事
(5)餓死状態では、窒素出納は正になる。
正しくは→負
解説
窒素出納とは
体内に取り入れられる窒素量と排泄される窒素量との差を窒素出納と言い、摂取窒素量が排泄窒素量より多い場合窒素出納は正となり、排泄量の方が多い場合は負となる。
解答(3)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
たんぱく質の栄養に関する問題は他の過去問にも出題されていたので確認してみて下さい❕
・アミノ酸価は、食品たんぱく質中の不可欠(必須)アミノ酸量によって決まる。「第30回管理栄養士国家試験」 など
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕