こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(食べ物と健康)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
食品衛生行政に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食品のリスク評価は、農林水産省が行う。
(3)食品添加物のADI(1日摂取許容量)は、厚生労働省が設定する。
(4)指定添加物は、消費者庁長官が指定する。
(5)食品中の農薬の残留基準は、厚生労働省が設定する。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
(1)食品のリスク評価は、農林水産省が行う。
正しくは→食品安全委員会
解説
正しくは→農林水産省
(3)食品添加物のADI(1日摂取許容量)は、厚生労働省が設定する。
正しくは→食品安全委員会
解説
食品安全委員会は、食品添加物、遺伝子組み換え食品などの分野でリスク評価を行います。
(4)指定添加物は、消費者庁長官が指定する。
正しくは→厚生労働省
(5)食品中の農薬の残留基準は、厚生労働省が設定する。〇
解説
食品の残留農薬問題に対して2003年に食品衛生法を改正して、2006年5月にポジティブリスト制度を導入しました。全ての農薬等について、一定量を超えて残留する農作物や加工品の流通・販売を原則禁止する制度であり、健康を損なうおそれがない事が明らかで厚生労働大臣が指定する農薬を除くものとなっています。
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日は、食品衛生行政についてまとめておきます❕
・2003年に食品安全基本法の成立や食品衛生法等の改正により、新たな枠組みによる食品安全行政が始まる
・食品の健康に及ぼす影響を評価するリスク機関として食品安全委員会が内閣府に設置
・リスク分析とういう考え方が基本
リスク分析とは
国民の健康の保護を確保するためには、国民が危害にさらされる可能性がある場合、可能な範囲で事故を未然に防ぎ、リスクを最小限とする事が重要という国際的にも認められた考え方の事です。リスク分析は、リスク評価・リスク管理・リスクコミュニケーションの3要素からなります。
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕