第32回管理栄養士国家試験 妊娠、分娩と乳汁分泌に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
妊娠、分娩と乳汁分泌に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(2)着床後、受精卵の卵割が始まる。
(3)胎盤を通して、母体と胎児の血球が混合する。
(4)プロラクチンは、子宮を収縮させる。
(5)オキシトシンは、射乳を起こす。
どこが間違っているか見ていきましょう❕
正しくは→黄体形成ホルモン
解説
プロラクチン:乳汁の産生・分泌を促す
(2)着床後、受精卵の卵割が始まる。
正しくは→着床前
(3)胎盤を通して、母体と胎児の血球が混合する。
正しくは→混合しない
(4)プロラクチンは、子宮を収縮させる。
正しくは→オキシトシン
(5)オキシトシンは、射乳を起こす。〇
解答(5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
今日は、妊娠中のホルモンの特徴をまとめておきます
エストロゲンについてはこちらの記事⤴でも書きましたが、もう一度ついてまとめておきます。
・女性生殖器を発達させる ・子宮内膜を肥大させる
・乳腺を発達させる ・排卵を促進させる
・カルシウムが骨から溶け出すのを抑制する(骨吸収の抑制)
・受精卵の着床を準備する ・子宮筋の緊張を抑制する
・乳腺を発達させる ・排卵を抑制させる
・妊娠が成立した場合、分泌は継続する
・黄体から分泌される
妊娠中の特徴👇
・エストロゲンとプロゲステロンにより、プロラクチンの作用は抑制される
・胎盤からもエストロゲン、プロゲステロンが多量に分泌されるとともに、黄体ホルモン作用と類似した絨毛性ゴナドトロピンが分泌される
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕