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第32回管理栄養士国家試験  腎と尿路系の構造と機能に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)

こんにちは。Ayamamaです。

このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。

今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。

では、早速問題を見ていきましょう。

 

 

問題

腎と尿路系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)尿細管は、糸球体とボーマン嚢で構成される。

(2)原尿中のグルコースは、50%以上が尿中へ排泄される。

(3)ナトリウムの再吸収は、アルドステロンにより低下する。

(4)レニンの分泌は、循環血液量は低下すると亢進する。

(5)腎不全が進行すると、代謝性アルカローシスになる。

 

 

どこが間違っているか見ていきましょう❕

 

(1)尿細管は、糸球体とボーマン嚢で構成される。

正しくは→腎小体

解説

腎小体:原尿の生成部位であり、腎臓の細動脈が毛玉のように丸まった糸球体とその周囲を取り込むボーマン嚢からなる

 

(2)原尿中のグルコースは、50%以上が尿中へ排泄される。

正しくは→ほとんどが再吸収される

解説

原尿中の体に必要な物質である、グルコースは細尿管で再吸収されて血液中に戻り、ほぼ100%再吸収されます。

 

(3)ナトリウムの再吸収は、アルドステロンにより低下する。

正しくは→促進

解説

アルドステロン:尿細管におけるナトリウムの再吸収を促進し、カリウムの排泄を促進する。

 

(4)レニンの分泌は、循環血液量が低下すると亢進する。

解説

レニン:血圧維持のためのタンパク質分解酵素の1つであり、レニンの分泌は、全身血圧が上昇すると抑制され、血圧が下がると増加する。

 

(5)腎不全が進行すると、代謝性アルカローシスになる。

正しくは→代謝性アシドーシス

解説

代謝性アシドーシス:糖尿病、飢餓、妊娠悪阻、腎不全、下痢、酸性薬剤の服用などが原因で、血液が酸性に傾いた状態

代謝性アルカローシス:アルカリ剤の過剰服用や嘔吐による胃酸の喪失などが原因で、血液がアルカリ性に傾いた状態

 

解答(4)

解説はここまでにしたいと思います。

分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔

腎・尿路系の範囲ではバソプレシンという言葉も覚えておくと良いと思います❕

バソプレシンとはf:id:Ayamama:20210219133120j:plain

抗利尿ホルモンとも言い、視床下部で生成され神経分泌によって下垂体後葉から分泌され、血液を介して腎臓に達し遠位尿細管や集合管で水の再吸収を促進します。

赤文字の部分がよく問題に出題されているイメージがあります❕

 

では、次回の記事でお会いしましょう👋

以上、Ayamamaでした❕

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