第32回管理栄養士国家試験 胃酸に関する記述である(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日も第32回管理栄養士国家試験(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
胃酸に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)主細胞でつくられる。
(2)分泌が低下すると、鉄の吸収は低下する。
(3)迷走神経の興奮は、分泌を抑制する。
(4)ヒスタミンは、分泌を抑制する。
(5)セクレチンは、分泌を促進する。
どこは間違っているか見ていきましょう❕
(1)主細胞でつくられる。
正しくは→壁細胞
解説
主細胞からペプシノーゲンを分泌し、壁細胞から胃酸とビタミンB12を吸収するための内因子を分泌します。
(2)分泌が低下すると、鉄の吸収は低下する。〇
(3)迷走神経の興奮は、分泌を抑制する。
正しくは→促進
解説
迷走神経:12ある脳神経の1つであり、運動と知覚、副交感神経の混合したもの
副交感神経の働きが強まると胃酸の分泌は増加します。
(4)ヒスタミンは、分泌を抑制する。
正しくは→促進
解説
胃液分泌促進因子:アセチルコリン、ヒスタミン、ガストリン など
胃酸分泌抑制因子:セクレチン、コレシストキニン、ソマトスタチン など
(5)セクレチンは、分泌を促進する。
正しくは→抑制
解説
上記の解説と同様です。
解答(2)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
胃酸分泌促進因子、胃酸分泌抑制因子はよく問題に出題されているイメージがあるので代表的なものは覚えておいた方がいいと思います。
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕