第32回管理栄養士国家試験 わが国の環境汚染に関する記述である(社会・環境と健康)
こんにちは。Ayamamaです。
このブログを見てくださっている方に分かりやすい解説をするために私が国家試験を受ける前に勉強していた過去問を見ていきたいと思います。
今日は第32回管理栄養士国家試験（社会・環境と健康）について解説していきたいと思います。
では、早速問題を見ていきましょう。
問題
わが国の環境汚染に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)微小粒子状物質は、大気に浮遊する粒径10μm以下の粒子をいう。
(2)二酸化硫黄の主な発生源は、自動車の排気ガスである。
(3)光化学オキシダントの環境基準達成率は、90％を超えている。
(4)ジクロロメタンは、主にクリーニング用洗浄剤として使用される。
どこが間違っているのか見ていきましょう❕
(1)微小粒子状物質は、大気に浮遊する粒径10μm以下の粒子をいう。
正しくは→2.5μm以下
解説
微小粒子状物質：浮遊粒子状物質(SPM)の中でも粒径が2.5μm程度に小さいものを指す
＋α☝
微小粒子状物質(PM2.5)は肺の奥まで入りやすく気管支喘息の原因となります。
(2)二酸化硫黄の主な発生源は、自動車の排気ガスである。
正しくは→石油、石炭の燃焼
解説
二酸化硫黄：硫黄分の含まれた石油、石炭が燃焼する事で発生する
＋α☝
(3)光化学オキシダントの環境基準達成率は、90％を超えている。
正しくは→極めて低い(一般局：0.1% 自排局：0％)
解説
光化学オキシダント：窒素酸化物と揮発性有機化合物が太陽光の作用により反応して発生する強い酸化力を持つ物質
(4)ジクロロメタンは、主にクリーニング用洗浄剤として使用される。
正しくは→化学工業製品の洗剤と脱脂溶剤
解説
ジクロロメタン：中枢神経に対する麻酔作用がある
解説
ベンゼン：化学工業製品の合成原料やガソリンなどの含まれ、発がん性のある物質
解答 (5)
解説はここまでにしたいと思います。
分からなかった部分や間違った部分は理解出来たでしょうか❔
＋αの部分も覚えておくと問題の出され方が違っても心配ありません。(＋αの部分も過去に出題されています。)
では、次回の記事でお会いしましょう👋
以上、Ayamamaでした❕
